野原武伸 & みどり デュオコンサート @アーティストサロンDolce
Takenobu Nohara & Midori Duo Concert @ Artist salon -Dolce
- P.Bonneau/Suite pour Saxophone et Piano
- M.Constant/Musique de Concert
- P.Creston/Sonata
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- C.Debussy/Images Ⅰ
- F.Chopin/Polonaise-Fantaisie Op.61
- J.Ibert/Concertino da camera
- Messenet/Meditation(Thais)◇
Saxophone: 野原武伸Takenobu Nohara
Piano: 野原みどりMidori Nohara
◇はアンコール
(日本語は下にスクロールしてってください)
I went to the concert.
This saxophonist, Mr Nohara have been teaching at Showa music college and I am a student of one of his class.
He always says us "do your music, express your emotion with your horn!!","don't be hesitate".
Through this concert, I re-leaned what he's meaning.
His sound is like Daniel Deffayet- great French saxophonist.
And he was expressing his music with his knowledge and passion.
I thought this is the music!
I'm playing saxophone- it is just saxophone. Not music I mean...
He gave us precious moment with his humorous MC ;)
By the way, the pianist, Mrs Midori is Mr Nohara's wife.
She is really great pianist and her solos were so brilliant!!!
I think I was in wonderful world when she was playing Debussy and Chopin...
So great man and wife...!!
ということで行ってきました。はい。ブログの日付は14日になっておりますが、実は書いてるのは21日です。綺麗に一週間前、ですね。笑
野原デュオ(以下、武伸さんは先生と、みどりさんはみどりさんでいきます)の演奏を聞くのはこれが初。
なかなか機会もなく、たまにタワレコとかで売ってるCDを見て、生で一回聞いてみたいななんてぼんやり思っていたけど、それがまさか今年実現するとは。
野原先生は、私の通っている昭和音楽大学で教鞭をとってらっしゃいまして、実際私も金曜日の合奏のクラスでお世話になっています。
(余談ですが、この日も午前中の私たちのクラスで振って、そしてコンサートという。ちょっとびっくり・・・!!)
日頃、ちゃんとやりたい音楽を表現しなさい!とよくおっしゃるのですが、あ〜、それの意味がすごく分かった気がします。
なんというか、一緒に帰った友だちとも言ってましたが、「音楽を聞いた」感じです。
いっつもは音楽っていう雰囲気を味わってる感じなのかもしれない。
伝統的な、デファイエ?的な音で演奏される曲達と、その曲に意志とか必然性をちゃんともたせてるというか。
難しく言ってますけど、かーなりばっくり言うと、久しぶりにすごく、くわー!っと集中して聞いていたように思います。
サックスオケの合宿の時にちょっと聞いたコンスタンも良かったですが(ご本人はMCの中で「よくわからないですねw」とおっしゃってましたが。まあ確かに、お客さんからしたらちょっと小難しいですこの曲)、
個人的にはやっぱり前半だとクレストン。
テンポの設定もそうだし、なんていうか今まで私がよく聞いていた流れていくクレストンとは全然違って、爪あととかがちゃんとくっきり見えるというか。
なんていうの、筆跡が見えるっていうか。
あーいう感じの演奏を、久しぶりに? もしかしたら初めて? 聞いたかもしれません。
後半は奥様のみどりさんのソロからスタート。
あのー・・・ ピアノあまり詳しくないので、もうコレに関しては私が何か言うべきじゃないです。
素晴らしかった!!!!! 確かにそこには世界があったし、いやーなんかもう終わらないで欲しかった!みたいな。ずっと聞いてたかったってことですね。平たく言うと。
最後のイベールは、ご本人は終わったあとに「ダメですねー」なんて言ってましたけど、それはなんていうかただの日本人的謙遜というか。笑
なんていうか、ちゃんとしたイベールを聞いた感じ。
・・・ていうと普段聞いてる・吹いてるのはちゃんとしたイベールじゃないっていうイメージになってしまうかもしれませんが(そして勿論そういう意図ではない)・・・
なんというか、今まで良しと思っていたものとはまた全然違って。
スタイルとか。
私がどっぷりなのはモダンで、流れる感じ。シンプル。
なんですが、先生の音楽の中には伝統というか、今までの歴史の流れが血みたいにちゃんと流れてて。
上手く言えないなあ。
それでも、ご本人は終わった後「も〜すいません〜〜」とか言ってましたけど、むしろ私はこんな間近で効かせてもらって本当にありがとうございましたと。そういう気持ちでした。
アンコールはタイスの瞑想曲。こちらも美しく。 いいな、音楽。なんてぼんやり。
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