2012年5月8日火曜日

情熱の階段


いや〜、あのー・・・ すごかったっす。すごい本と出会ってしまいました。
この本はクーリエ・ジャポンで紹介されていたりtwitterで何かと話題になっていた本。
(私のタイムラインだけか?w)


著者、濃野平さんは日本人唯一の(現役の!)闘牛士。闘牛よ!闘牛!オーレ☆
そもそも日本人の闘牛士がいるっていうのも知らなかったし、そもそも闘牛士ってどうやってなるもんなの?なんて考えた事もなかったし考えてみてもひたすらわからなかったので、読んでみて新鮮でした。
日本国内には闘牛士いないのも当たり前だけど、そうかスペインとかに行く以外他はないのだね。
(だってそもそも日本で闘牛なんてないですしね。スペイン=闘牛☆みたいなそういう文化の象徴的な感じのところありますよね)


スペインで日本人が闘牛をやるってのは、日本でスペイン人が歌舞伎やるようなものですよ。
もしそういう人がいたら(演歌のジェロじゃないけど)、勿論受け入れる人もいるでしょうがほとんどはきっと拒否反応というか、ちょと嫌な感じを出されるでしょうね。

平さんも日本からスペインにわざーざ日本人が闘牛士になろうとしてやってきたという物珍しさ故にチヤホヤされることもあれど、
闘牛界(実はすさまじい!コネや金がまじでモノを言う世界のようで。)はやっぱり手厳しい。

逆境どころの騒ぎじゃないぐらいの苦労が彼を襲いますが、その度すさまじい情熱で乗り越える姿に、なにやら脳内がぶあーっとアツくなるような感覚をおぼえました。

彼は金もコネもなく(初めてスペイン行った時すら「とりあえず行ってしまえ」で行ったようで)、しかも闘牛士にしては若くないタイミングでスペインへ。28歳の時ですて。
もう始める前から不利なところばかり。しかもそこからずっとスペインにいられるわけもなく・・・(ビザとか)。

それでも彼はやり続けた。もう波瀾万丈どころじゃないし、すっげー長いスパンで見ないと右肩上がりの成長グラフも見えないぐらい。


それを思うと、私なんてまぁだまだあまちゃんですよ。
というか、全然恵まれている。恵まれすぎてるというぐらい恵まれている。
比較すればいいってもんじゃないけど、・・・いやあすごいよね・・・。


道具の名前とか、スペイン語がちょこちょこ出てくるのでそういうのがなかなか覚えられなかったりとか(笑)、情景を説明されてもやや「・・・どんな?」と思うところはあれど、
それがゆえなのか生で闘牛を見てみたいと思わされます。
こういう、裏話?を知った上で見るとどう見えるんだろう、とか。
彼自身にも興味を持ちましたが、闘牛士そのものにも興味を持ちました。




私も東洋人ですが西洋音楽やってる人間ですから。(邦人作品はサックスじゃ何せやったことないですから。実は。)
何故スペインで日本人が闘牛士をしてるのかー何故日本人が西洋音楽をやるのかー・・・
やっぱりこういう本を読むとそういう事考えさせられます。



なんだか血なまぐささというか、泥臭さというか、そういうのがにおいつつも
どこかさらっと華麗にあしらわれているような。
そしてただひたすら彼の情熱に感銘を受けるという、なかなか感情の揺さぶり具合がすんごい一冊。
興味持たれた? 是非読んでみてください。平さんは、なんだかヒーローみたいです。




Sorry, today I'm gonna write only in Japanese, briefly I'm gonna write in English.
I read a book written by Japanese bullfighter who is only guy in Spain.

He is really great person!!
Even though I didn't have any interest, now I wanna go to bullring in Spain.
He made me change my mind so quickly. lol


If I have a time, I will write about him and way of thinking why Japanese guy wanted to be bullfighter and why he want to be.

See you tomorrow!!

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