2014年2月27日木曜日

Q.歯列矯正しながら楽器って吹けるの?ーサックス編

歯列矯正をしてるんです。
準備(親知らず抜歯したり(!))に時間がかかったりとかして、実際にワイヤーが歯にピーッと通ったのは去年の2月。

なので、ちょうど1年が経ったことになります。感慨深いなあ。(?)


私も先輩サクソフォン奏者の方に話を聞いたり、あるいは管楽器吹きの友達に話を聞いたりして踏み切ったので、やる前に思ってたこと等をまとめてみたいと思います。


基本編


Q.歯列矯正って痛いの?

基本的に痛くはないです。
ただ、最初は違和感がすごい・・・ 口に器具が入った当初は、器具が当たるところ(下唇の裏、といえばいいかな。あと上唇の裏も)がやっぱ痛いんです。
が、大丈夫。 3日か4日ぐらいで慣れます。

あと病院行って、器具の締め直しをすると、やっぱ痛いですね・・・
これも慣れる。それこそ3日か4日。


Q.食べれる?

今のところ、普通に食べています。笑

とはいえ、それこそ締め直しをしたりすると、おそらく急激に口の中で何かが起こってるんでしょうね。
噛み合わせが悪い(揃う途中だから)、のかもしれないです。
そして実感として痛いな、という感じがあるので、食べにくいです。そう、率直に食べにくい。
なのでお腹は空いてるのにあんま食べられないというシチュエーションはあるあるです。(まさに今・・・)

ただ、痛みに冷静に向き合ってみると、・・・なんででしょうあんまり痛くない。
ただし、噛みにくいことにかわりはないので、やっぱり3日4日はあんまり食べれません。
ちなみに昨日大好きなクロワッサンを目の前にして食べれませんでした。(泣)


そんな時いいのは、やっぱりウィダインゼリー的なあーいうやつ。ゼリー系、プリンなんかもいけます。普通のご飯系なら雑炊が個人的におすすめ。
あとは蒸しパンとかもいいらしい。 口であんまり噛まなくても食べれるのかな。
それからすりおろし系○○みたいな。 ちょっとこれ試してないので、近々やってみよ。

結構食べれないので、最高のダイエットになることをある程度覚悟したほうがいいかも・・・。(と、体重計に滅多に乗らない人が言う。。。)


Q.しゃべれる?

しゃべる感覚は変わります。か行、主に「き」が言いづらい。
「樹木希林(きききりん)」とかどんな早口言葉より嫌です。言いづらい。
ここだけの話、か行があまりにも言えなくて早口言葉とか舌を強くするには!みたいなのをググって、早口言葉?を練習しました。
だって私の苗字が「キ」むらですから、これ言えないと嫌だな、とw

今のところ、普通に喋ってます。ので、慣れれば問題なさそうですね。



楽器編


Q.歯列矯正しながら吹けるの?

今のところ吹いています。

これは私が始める前に最も心配していたことで。
一回、なんでだったのか覚えてないのですが、器具が入り始めた頃、「これはしばらく吹けなくなるのでは?」と思ったことがあります。
(多分口がその違和感を急には受け入れられなかったため)

あとまさに2日前ぐらいに締め直しをやったばっかで、今痛いです。
何が痛いって、マッピに上の歯が当たるときに。

いや、もっと正確にこの感じを伝えると、最初は当たるときに痛いと思うものの(そして違和感もある)、慣れてくると次は、吹いてる時は問題ない。
むしろ吹き終わってマッピから歯が離れた時に痛い、かも。

これもやはり実感として、3日4日ほど経てば、普段通りになります。


Q.フラジオとか吹奏感って変わるの?

ちょっと具体的な話になります。

普段吹いていて、今のところ変わらないです。
変わらない、というか、むしろ歯列矯正をし出したあたりからフラジオがバシバシ出てくるような曲をやるようになったので、問題ないというだけの話かもしれません。

なので、これは器具を取った後に変わるの?どうなの?というのを、また書くのがいいかもしれませんね。

実感として、歯列矯正の為に特別何か変えた記憶はないのですが、普段「どういう風にしたら音綺麗になるかな?」という試行錯誤ぐらいの話かもしれません。んー。

書いといて何だよ、という感じですが、ちょっとこの問題は器具がとれた時にもう一度書きましょう。


Q.アンブシュアって変えた?

変えてない。はず。汗

多分歯列矯正とかあまり考慮する必要はない、と私は思っています。
ただし、普通に吹いているだけでもそれぞれクセがありますから、多分日々ちょっとずつメンテナンスしないとズレてくと思うのですね。
歯列矯正が理由でドンドコずれるってことはないと思いますが、アンブシュアチェックするのはいいと思います。



番外編


歯にものが詰まりやすくなりますw

なので、歯ブラシはほんと必須。 楽器やる・やらないに関わらず。

とはいえすぐに歯を磨けないシチュエーションなどもあるでしょう。
でも歯にものが・・・ってんで、気になる。

舌で取ろうと試みるので、多分舌の力がちょっと強くなりますw(あくまで主観)
あと舌が器用になります。
ただその時にファニーでアグリーな顔をしていると思いますので、周りの方はわかってあげてくださいw

繊維質のモノを避けるようになりました。

ていいながら、出てきたら食べるんですが。

小松菜とかもそうかなあ。ほうれん草とか。
あとネギも食べるんですが、実は歯からピローンって出てることが多くて、出来る限り避けます。

多分アスパラも、部位によっては私避けます・・・



食いもんばっかだ。笑


・・・こんなもんかなあ。
もし他に質問などあれば、お寄せ頂けたら幸いです。

2014年2月16日日曜日

MOTOAJITO- 『音楽』

ク: えーみなさんこんばんは、クリス・プペラーです。
ポッサロピールpresents モトアジト、開店です。
本日のゲストは、只今ソチ五輪堪能中、Kさんです。

K: よろしくお願いします〜。

ク: いや〜 羽生結弦選手、やりましたねぇ!

K: オリンピックで金メダルですからねー。しかも19歳ですからね。この先どうなっちゃうんですかねえ。

ク: あなたはアナタのこと心配してればいいんじゃない?

K: (・・・なんでこの人こういう事言うかなー。。。)


小澤征爾×武満徹 『音楽』


ク: さ、今日はちょっと前回の「次回予告」と内容異なるんですけども・・・
ひとつアジトにね、本を持ってきて頂いたんですけどー・・・ ははあ、ずいぶんとまた古い本を持ってきましたね。僕も読みました。


初版昭和59年(1984年)!はー!! アナタ何年生まれ?

K: 平成3年(1991年)ですね。

ク: うわぁもうなんだかヤだなー!!なんかキミ意外と若いんだねー!!そっか、そうだねー!!

K: なにがやねん!!!

ク: ていうかまあ、僕の親ぐらいの世代の方たち2人だからね。
(※小澤氏→1935年生まれ 武満氏→1930年生まれ)
キミから見たら説教されてるような気分なんじゃないの?

K: いやいやとんでもない。すごく興味深いですね。
それに説教って教えを説く、って書きますから。教えてもらってるんですよ。会ったこともない人に。いろいろ。それが面白い。

ク: ま、読書の醍醐味だよね。
何せ武満さんはもうすでに亡くなってるわけだし。(※1996年に亡くなっている)
この本の時にお二人は・・・ 49歳と54歳ですか。うーん、なるほどねえ。
今のあなたの親御さんぐらいってところなのかな。


得たもの、失ったもの


K: いろいろ耳が痛かったところが多くて。って聞いたわけじゃないから耳が痛いわけじゃないんですけど。放っておくとほとんどのページの端っこ折っちゃうので、ちゃんと理解して読むのに時間要りました。

ク: この2人の勉強した、あるいは活躍してた時代って、大体ではあるけど高度経済成長期とかそのへんでしょう。だから、日本で西洋音楽の教育が始まったのも呼んでる限りだと「わりと最近の事」のように感じてたんじゃないかな。

K: 西洋に追いつけ追い越せって話ですよね。

ク: あーた読んだからわかるでしょうが、要は国の教育の一環だったからね。西洋音楽。

K: 高度経済成長、って言ったじゃないですか。
その流れなのか、技術とかも進歩してきますよね。ソニーとかが、オーディオとか作り始めたりとか。
それでこの本の中で、「そのエンジニアたちは、本来僕ら(※小澤氏たち)が求めてるものと違うものを求めてるんじゃないだろうか」て言ってる。そしたら、小澤さんたちが大事にしている空気が益々失われるっていうか、失われた世界(感じ)が基礎にいまなってるのかもしれないな、と。
そのへん小澤さんとか、どう思ってるんですかね。

ク: それは、今現在、って事?

K: はい。
だって多分私は、もうその「失われるかもしれない」って言った後に生まれた人だから。その、小澤さんが失いたくなかったものを知らないわけですよ。
だから、ホントに、小澤さんが仮にじゃあうちの大学の指揮をしますってなって、彼が求めている音を再現しようと思っても、そもそも彼の持ってる感覚を再現できる耳がないのかもしれないな、って。


枯渇


ク: そのかわり、といっては何だけど、あなたの時代はずいぶん豊かじゃない?
生まれた時から、特に不自由したことなかったでしょ。これをやりたいのにモノや場所がないからやれない、みたいなさ。

K: ああ、多分なかったと思います。それがちょっとわからないぐらいだから、不自由した覚えはないように思いますね。

ク: なんて言えばいいのかなあ。んー。
CD欲しいけど買えないからラジオから流れてくるのを録音しようとしてテープ用意するけど途中で邪魔が入るみたいなさあ・・・

K: いや、それはある!! ていうか話逸れてる!!!
ていうか聞いてれば何にも困ってないみたいな事言ってるけど、そんなことはないですって!

ク: いやー、あるね!僕ある程度確信があるよ。 何せ君たちの世代をゆとりって付けた世代だと言ってもいいわけだし。
やっぱり恵まれてるんだよ。 それは勿論僕らの世代やもっと上の世代が頑張ったからっていうのもあるけどさ。
繰り返しになるけど、飢えとかないじゃん。 精神的にも、物質的にも。
僕は別にそれを良い・悪いで言いたいわけじゃなくて、ただ事実を見てそうだよねって結構思うわけ。

K: はあ。

ク: Kは香港とか行ってるじゃない? そこで見て思うことあるわけでしょ?

K: まあ、ハングリー精神とか、今の私世代の日本人が持ってるようで全然持ってないなみたいな、何か剥き出しのモノを感じますね。

ク: やっぱ、その感じはきっとないだろうし。
アナタはどこかでそれに気がついてるから、香港に面白みを感じるのかもしれないし、最近アナタのブームの韓国映画も、結局そういうところに惹かれているんじゃない?
まあ、もうこの本の時点で、小澤さんが北京に行って指揮をする話が出ていて、発展途上で真っ白で、ブラームスなんて大人数のオケなのに3人しかやったことがない。
でもがむしゃらで、それが「面白い」って言うんだよ。だからもうこの時点で、日本の音楽業界にはない面白さとかKの言う「剥き出し」の何かが北京にはあって。「渇望」、なんだろうね
豊かで満たされてたら、多分人間「渇望」なんて言葉思いつかないよ。

K: それが結局、小澤さんだったか武満さんだったかが言う「日本の演奏家にプライドがない」みたいな話につながってくる。

ク: うん?

K: 「リハで出来なくても、演奏会までにできればいい」みたいな。それに対してここで警鐘を鳴らしてるんだけど、でも実際今音大に自分が行ってて、これ、あるんですよ。ていうかむしろ自己批判になるけど、この気持が「普通」になってる。どんどん何か小さくなってく。

ク: どうなの?それ。

K: それだったら、じゃあ練習室でやってらっしゃい、それ一人でも出来るんでしょ、って話なわけじゃないですか。
でももっと出来るんですよってことを誇示するかのように、「ごめん今日ちょっと練習できてなくってさあ」みたいなことを言う。出来てもないのに、大人数でのリハの時。
なんだろう、プライドがないわけじゃないからそういう事言うんでしょうけど、ちょっとそれはここで彼らが求めたい「プライド」とは違いますね。

ク: 別に彼らが求める像になる必要はないと思うのだけど。

K: そうなんですけどね。 そうなんですけど、でもやっぱ今のまんまじゃマズイなという思いは私にもあるんですよ。

ク: でもそのままズルズルと行きそうになっている。 アナタも共犯者かもしれないね。

K: それ、今年の流行語大賞かな。

ク: ・・・ちょっとこのくだり、不謹慎かもね。笑 言いたいことは伝わったけど。


音楽とはパーソナルなもの


K: 最初の方の、失われるものの話の続きなんですけど。

ク: はい。

K: どちらかが言うんですよ。「感受性が豊かだったとしても、自分が積極的になれないならモノを見極める力は失われる」っていうような事を。
で、そうなっちゃうと、この本の中で語られている音楽の解釈について?の話で「極めて不正確に、その人なりに、その人の生活環境や経験を通して作曲家の音楽を再演する。それが感動になる」って言ってるけれど、なんだろう。
まあやっぱ、積極的になっていかないと、その曲に対する解釈も小さくなっていくっていうか、せせこましくなるっていうか。

ク: 「せせこましく」。笑

K: 別に、便利になることが積極性を失わせるとか人間を小さくさせるとは思わないんですけど、

ク: 世代ですね。

K: かもしれません。 それでも、うーん、なんだろう、でもやっぱりそういう手続きの少なさが、結局後々違う形で出てくるのかなと思わなくはないんですよ。

ク: 「手続き」ね。
『坊っちゃん』のくだりで出てきたやつですね。詳しくは読んでいただくとしてかいつまんで言うと、小澤さんが漱石の『坊っちゃん』を読め、って言われて読もうとするんだけど、まあめんどくさくなっちゃって映画やってるっていうから見に行っちゃうんだよね。
それで済ませようとするんだけど、結局バレて(笑)、ちゃんと本を買いに行くっていうところから、見つけたら字を読む知識を持ち、それを取り入れるという手続きをちゃんとしなさいっていう話だった。
ってやつでしょ?

K: うん、大体。笑
要は、映画だとキャストがいて、監督がいて脚本家がいてって沢山の人間が間にはさまってるんだけど、本は作者と読者の1対1のガチンコ勝負だから。だから解釈もいろいろあるし。で、それが大事だって話。ーだったと思う。笑
別に映画が悪者だとも言わないし、むしろ好きだけど、でもやっぱりそうだなあ、すぐになんでも同じもの(解釈)を求めたりっていうのにはどうかなあと思って。
よくあるじゃないですか、「このキャストは絶対違う!」とか。 そんなものは、映画を作る側の人とか批評家ぐらいまでが考えればいい話で、お客さんは受け入れられないなら原作の本だけ読んでればいいじゃない。それでアナタの解釈を大事にすればいいんじゃないですか、って思わなくもないわけです。

ク: 思ってんのね。 結構痛烈なこと言うんだねえ。

K: で、思うのは、
結局作曲家が作った音楽を演奏するって、その作者との1対1の対話であり、真剣交際なわけじゃないですか。

ク: バレンタイン終わりましたよ。

K: いや、音楽家は1年中ある意味バレンタインですよ。四六時中仲良くなりたいし、その相手を知りたい。一歩間違えば浮気症の激しいストーカーです。
そしてその対話の結果を演奏って形で外にだすわけですけど、それを音楽会!!ドーン!!って、しかもプロならそれをお金取ってやるわけです。
それってどうなのかなあ、もうちょっとせせこましくやってもいいんじゃないかと思うんですけれど、やっぱり素敵なモノがあったらみんなに「ねえちょっと聞いて」ってやりたいじゃないですか。
しかもその紹介してもらったものが良かったって他の人が思ってもらえたらしめたもの、っていうか。

ク: カリスマバイヤーみたいなもんかな。

K: 近からず遠からず?笑
まあその、カリスマバイヤーの活動を支えるべく、支援の形でお金が発生したりする。

ク: でもカリスマバイヤーは、ずっと同じもの紹介してるだけじゃダメですよ。って僕は思っていて。あたりまえだけど。
常に何か新しいもの、あるいはまだなかったけど、「そうそうこんなもの探してたんだよ〜」というのを紹介できる人じゃないかなあって。潜在需要ってやつね。
じゃなかったら別にそのバイヤーさんから買う理由もないしね。
同じものを他の人からも紹介してもらえる、ってまあ・・・ 金太郎飴みたいなもんだよね。そしたらそれこそ個性がない。面白くないし。
僕は、小澤さんかな?の言った、「きわめて不正確に」っていうのが面白いねって思う。安直に答えを求めない感じが。


反抗


K: で、この2人の言うこと、すごくよくわかるし、今の私にないものとかも詰まりまくってるわけですが。

ク: だってあんた当時のこの人達の半分も生きてないもん。

K: (・・・うるさいなあw) でも、やっぱりこれも世代なのかな。反抗したくなるというか、異を唱えたいと思うこともありますよ。

ク: へえ、例えば?

K: 武満さんのお子さんが高校生の時に交換留学する話で。

ク: うん。

K: そのまま子供の方は残って、(米国で)大学進学したいっていうけど、それを武満さんが頑なに拒否する。
これは、なんていうか昔の人だな、っていうか、私の考えとは相反するな、というか。
たまたま武満さんと意見が異なるだけで、もしかしたら(SONYの)故盛田さんだとむしろそうしなさい、と言うのかもしれないけれど。
いろいろあったはずなのですが、結局ちゃんと日本を知らないといけないよ、みたいな理由で帰ってくるように説得してたと思うんですね。

ク: ・・・だったかな。

K: でも、これは私の意見です。
海外にいるからこそ日本のことを知ろうとか思ったりもするわけで。矛盾してるんですけど。
同時にやっぱ嫌だなと思うところも見えてくるわけですが、そうやって比較することでしか自分をわかることは出来ないと思うんですよ。
ただ、この考え方って、やっぱなんていうか・・・

ク: 「育った環境とかがやっぱりまるっきり違うかも」って?

K: 思わなくもないですよ。
あとどんどん東京に何もかもが集中していて、ローカリティを生かしてないって話もちょっと違うかなと思う。
逆に、東京に集まれば集まるほど、最近のゆるきゃらブームみたいなのとかみたいにローカル色が色濃く出てくるんじゃないかなとか。振り子の原理みたいな。

ク: 時代は変わるからね。 むしろ、この人達が言ってることが全部正しかったら、それはノストラダムスかもしれない。

K: 古いな。


「音楽に取り憑かれている」ーまとめ


ク: この本を読んで、最近小澤さんが体調を崩されたりしてステージを降板したりするけど、それでも復帰しようと何度も試みる理由が僕はわかったかな。

K: 取り憑かれてるのかな。

ク: 表現がなんともなーw
ていうか、彼のその情熱を「取り憑かれてる」って言っちゃうあたりが

K: 世代だ、とか言いたいんですかw

ク: うーん、まあ。

K: 別に私はこの世代の人達、あるいはこの世代の音楽家みんなが彼らふたりみたいな思想を持ってるとは思わないんです。
だから思うのは、私達の世代みんなが私と同じ考えだと思わないでいただきたい!!世代論論者!!!

ク: そりゃ、「みんな違ってみんないい」ですからね。
でも僕が思うのは、渇望せよ!!とは言わないけれど、やっぱ恵まれてるからね。世代的に、君たちは。なんかもっと血なまぐさい感じとか見てみたい気もするんだよね〜。

K: 出た、世代。世代論論者代表にしてやろうか。

ク: さて、最後に何か一言ありますか?

K: まあ、是非読んで頂きたい、って。
こんな論評とも言えない、ただの居酒屋で隣のテーブルでしゃべってるの盗み聞きみたいな感じで読書したと思っちゃダメですよ。

ク: 誰も思ってないでしょww まあでも確かに、僕からも是非、ご一読下さい。
以上、MOTOAJITO, 本日は音大生のKさんと僕クリス・プペラーが、書籍『音楽』について語り合いました。ありがとうございました。

K: 最後までありがとうございました。

2014年2月5日水曜日

次回予告(で1回分使う)

ちょっとシリアスK(※シリアスモードのKさん。)で書こうとしたんですけど、ブログってなんとなーく見るものですから。こう、なんかクッションが欲しいんだけど・・・



???: 呼んだ?



ーそ!!! その声は!!!


???: 皆さんこんばんは、クリス・プペラーです。


ー・・・久々過ぎて絶対「誰?」って人もいると思うんですけど。
一応初登場の記事リンク貼っときますけど、とりあえず自己紹介してもらっていいすか?

クリス: 東京名物100曲カウントダウンを某ラジオ局でしているクリスに声が激似のクリス違いのクリスです。

ークリスって3回挟んできましたね。
まあ、あのSAXOFOCUS!!編集長の言葉では、
「そこそこ好評だった記事『ロス:タイム:レッスン』シリーズの対抗馬として登場するも、一度「代役クリス」でカウントダウンを紹介してくれた以外特に目立った活躍がありません。ので、本物にググられて見つかる前にどうにかしないとなと思っております」
・・・だそうですよ。

クリス:だァめでしょー!!! ドンと見据えなきゃァ!
しかも僕ね、一応番組やってますから!! SAXOFOCUS!! Radioで!! 「MOTOAJITO」ですよ!!!モトアジト!!

ー(本物は某WAVEでオトアジトってやってっけどなー。これパクリかしらねえ・・・)そうですか〜へぇぇ。
どんな番組なんですか? ・・・って聞いたほうがいいですか?

クリス: ええもちろん!!!是非!!!

ーで、どんな番組なんですか!?(・∀・)

クリス: 教えなァ〜〜い。

ー(こいつ・・・ ドラマ流星の絆の要潤かよ。。。)

クリス: まあしいていなら、シリアスな話もコミカルな話も、僕がすき焼きの生卵みたいな役割をしながら話を聞いてくみたいな番組さ。

ー伝わりそうで伝わらない解説ありがとうございます。

クリス: 伝わったろ!!! わからんかなー!!!
まあとりあえずいいよ、なんならキミを僕の番組に招待するよ!!!




ということで!!! 次回予告!!!!

シリアスKとクリス・プペラーが激突!!!

「そもそもスタートが違うんだよね(K)」
「全てはインプロヴィゼーションだよね(ク)」
「バンクーバーオリンピック、見てたなあ(K)」
「で、4年間何やってたの?(ク)」


ドンと見据えて!!!!!

2014年2月3日月曜日

音楽家と酒

先に言っておこー。あくまでふっと思ったことです。
ていうかこれが正論だとも、押し付けたりもしませんので。


( ^_^)/□☆□\(^-^ )


ふっと思ったんです。
例えば、何か本番が終わった後に「かんぱーーーい!!!!」みたいな。

いや、これは良いんです。やっぱひと仕事の終えた後のビールって美味いよねー。


ただ、もし本番「前」とかなら。
数日後に本番を控えていて、今追い込みまっただ中です!みたいな中なら。

やめた方がいいと思うんですよねー。飲酒。


口も筋肉なわけで。


というのは。
サックスって、アンブシュア((マウスピースの)くわえ方)の関係で、どうしても下の葉が下唇の裏、て言えばいいのかなあ、にずっと当たってるんですね。
で、吹いてる時はずっとそこにプレッシャーがかかっている状態なので、吹きすぎるとその部分に歯形がついてたりします。
(厳密にはキレーに歯形になってるわけじゃないんですけど、やっぱり圧がかかってたんだという痕跡が。痛いぞ〜〜〜w)

・・・これ、勿論度合いによりますけれど、
場合によっては1日休んだぐらいじゃその歯形消えないんですね。

あと吹き続けてると、口が腫れてんじゃねーかみたいな感覚になります。
実際、ちょっと固い。。。 多分筋肉痛みたいなもんです。(あるいは炎症。わかんないっすw)


そんで「痛いな〜」とか言いながらまた吹こうとすると、当然痛いんですね。だって傷跡あるところにまた圧をかけようとするわけですから。

(でも吹かなきゃいけないので吹きます。が、その痛みを回避しようとしてアンブシュアが崩れる場合も結構あるので、わりと本当に気をつけなきゃいけない。)


この時、勿論休むという選択肢もあります。もし無理しなくて良いなら、当然少し休んだほうがいいと思うんですけど。(持論。)

じゃあこの休むという選択肢をした場合、あるいは吹いてない時もそうですが、
口のほうはというと、疲労から修復しようという作業が進行してると思うんですね。

それこそアスリートがアイシングを行ったりとかして疲労をとろうとするのと一緒ですね。



アルコールは修復作業を邪魔する?


とある本で読んだのですが、
アルコールが悪い、とは言わない。がしかし、時と場合によってはまったくもってプラスに転じないという。

というのは、治癒力を遅らせるような作用がアルコールにはある、というんです。
まあわかる。ていうか大いにわかる。実際疲労取れないし熟睡とはならない。

(※ちなみに長谷部の本だったと思う。)


なので、それこそアスリートはそんなにお酒飲まないだろうし。
少なくともシーズン中に浴びるほど呑んじゃうぜ!!フォー!!!とか聞いたこと無い。

最高のパフォーマンスをすべく、食べ物だって当然こだわるし。
関係ないけど、アスリートの妻って本当に大変だと思います。うんうん・・・



さて。話は戻ってサックスの人。

口の周りにも当然筋肉があり、使えば疲労が蓄積するわけで、治癒力も当然ある。


アルコールは、それを邪魔する可能性があるのではないか??
なんてちょっと思ったりするのです。


そしてやはり「痛いな〜」と思いながら吹くのは嫌なものです・・・
コントロールしづらいし。 長時間吹けないし。


飲まなかったからどうなるか、って言ったら、まあ治癒力と自分のペースが噛み合わなくて痛いな〜と言う場合のほうが多いかもしれませんけれどww

ただ、飲酒は結局、その治癒力を更に長引かせることにならないか??



まとめ。


確かに飲み会とかでいろんな人と楽しく飲む面白さ?も知ってるし、あの雰囲気むしろ・・・ 嫌いジャナイですよ。(高校生の時からどシラフであの場にいましたからwww)

だから、
(ステージの)外から演奏につなげるなら、ある部分では大事だと思うんですが、
プライオリティを演奏に持ってくるならば、状況によっては飲酒はふさわしくないと私は考えます。


アスリートは自分の100%を出せるように口に入れるもの全てをコントロールしようとしますけれど、体が資本だと言いながら音楽家はちょっと食べ物に関して無頓着な部分はないだろうか?

アスリートの、尋常じゃない体の使い方や疲労は音楽家のそれとは比較にならないかもしれませんが、音楽家も結構パーツによってはアブノーマルか!!というぐらいの疲労の仕方をしてると思うんです。


なのに、こんなに無頓着でいいのかなー ちょっと今年から考えよう、と思った次第です。はい。



オマケ。


ここまで言っといてなんだよって話で。

音楽家は、アスリート生命より長いですから。
そんな若いうちからストイックに!!ストイックにぬぉぉぉぉぉとやっていて続かない人は、ある程度何か考えたほうがいいですww

スポーツ選手はよくも悪くも選手でいられる時間短いですから、それ終わったらそれこそ浴びるほど飲めるわけで。(実際そうなるのかどうかはさておき。)


更には、音楽とお酒は切っても切れないようで切れるようで、いや〜やっぱ切るの難しいよなーという部分ありますから。
スポーツは・・・ 酔拳ぐらいじゃないの?(それスポーツじゃない。)


以上、ソチオリンピックが近いのでこんなこと考えてみました。Kでした。


ちなみにフィギュア以外で個人的にアツい競技は、スノーボードクロスとスノーボード・ハーフパイプ。

あと実況・解説。 これ重要。 皆さん味覚以外の五感をフルに使って楽しみましょう!!!(触覚もいるのか?w)

2014年2月1日土曜日

ゲノムハザード

すいません、なんか書き忘れてることいくつかあるはずなんですけど、映画の話していいですか。

っていうか自分のブログなんで書きます。うん。



先日、ずっと見たかったこの映画を見たんです。


ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」。

公開したばっかなので先日って、えらい食いつき早くね?って話なんですけど。

予告を多分テレビで見て気になってたんですね。
アクションだし。笑
(アクション大好きです。ジャッキー・チェンとか出てるとまあ食いつきます。SPだって何で好きだって恐らくアクションだからです。)


で、見て、もう大満足!!つーか大興奮!!!
途中でケータイをチェックするお客さんが横にいたりしても横に目をくれることもなく熱中してました。
(実際あの暗闇であの光はほんっとーにやめて頂きたい。)


主演やメインの舞台こそ日本ですが、監督は韓国人。日韓合作映画なんですね。

あんまりネタバレになっても、って話なので詳しくは書きませんが(ていうか、あまり何も知らずに行った方が面白いかも。)、


ま〜西島秀俊、すごい。



なんとまあ陳腐なボキャブラリーなのでしょう、私ww

体当たりアクション!!うにゃうにゃ!というのは他に任せるとして、構成とかもすごかった。
そしてキム・ヒョジンもすごかった。日本語しゃべるシーンが結構あって、大変だっただろうな〜。でも喋れる人みたいに喋ってるし。




そしてやっぱりあれは日本映画じゃないですね。メインの舞台が日本でも。
見慣れた(とまでは言わないけど)光景のはずなのに、ちょっと外国みたいな感じするところとか、何よりあの本気度というか。綺麗にさらっとしない感じというか。

執着とかいろんなエネルギーがどのシーンにもゴーーッと集まってる。


あーいうアツさ、最近の日本映画じゃ、ないですね。昔の映画はあまりよく知らないからなんともいえないけど。

別に日本映画が中途半端だ!とか言うつもりはさらさらないし、むしろどの映画も誰かが本気になって何かを動かしてるんだろうとは思います。私自身その恩恵?を受けてるし。

ただ、韓国映画ってほんっと容赦無い!あ、それだ!w 良くも悪くも。



去年、授業で見た「私の頭の中の消しゴム」(有名ですねー!名作です。)も、それこそ色彩感がものすごく綺麗だったり、ワンカットワンカット全てが絵みたい!というのがありながらも、あの病気(アルツハイマー病)の悲しさや葛藤をそれはもう徹底的に描ききるところとか。
あれ、すごいですね。

それこそクドカンが言ってましたが(またか、と言わないで。笑)、韓国人って本当にアツい。映画も徹底的にアツいし、それを見続けられる韓国人のお客さんもきっとすごいんだろうなあ。

まあ、気性が荒いとか言ってしまったらその通りなのかもしれないし、逆に日本人には落ち着きがあると言えばそうなのかもしれません。

だって「映画は映画だ」(ってタイトル。)とか、なんか無駄に(無駄じゃないッ)見てて痛いし。
なんでそこまで演る?って思うんですけど、多分それがいいんだよねー。
韓国ドラマでも思うけど、音割れてるしww マイクの性能じゃなくて多分意図的?に。


で、あの感じ、キライじゃないっていうか・・・ いやむしろ大好物かもしれないっていうか。
あまりにもヴァイオレンス過ぎると、「ひょえー」ってなりますけど、こっちも本気にならないと見れない。
で、本気になると、面白い。(って松岡修造かww)


こんだけ韓国の監督の作品にハマったのは久しぶり。多分Good Bad Weird以来2度めかも。

韓国行きたいなー!で、人に会いたい。人を見てみたい。



次のアジア映画が世界的に来るとしたら、

日本映画よりも韓国映画かもしれない。

むしろちょっとそうであって欲しい。(日本も頑張って欲しいし、いざそうなったら多分メチャクチャ悔しいけど。笑)

日本映画の綺麗さや奥ゆかしさも素敵だけど、あーいうちょっと乱暴なぐらいに強引な映画を久しぶりに見たいなあ。

ていうかあれだ、最近私自身が日本映画でテレビの続編とかエンタメ路線バリバリな感じの映画しか見てないんです。
最近見た邦画で感動したのはやっぱり「風立ちぬ」かな。(アニメーションではありますが。)

なんか・・・ ニュー・シネマ・パラダイスみたいな、あるいは東京家族みたいな魅せる映画にまだ魅せられない子供なんです。。。笑
(いい話だな、で終わっちゃうんです。 映画を味わえる人になりたい。。。)



話はゲノムハザードに戻って。

やっぱあの臨場感が!音響が!って思うんですけど、サントラをあんまりちゃんと覚えてないです。我ながら珍しい。
何かしらストリングスが使われてたな、とか、ハラハラさせるシーンで何かしらそれを強調するような音楽もあったはずだし、と思うんですが・・・
西島秀俊がすご過ぎて覚えてません。あの人すごい。プロの中のプロだという感じがする。


ゲノムハザード、オススメです。 あと3回見たい。2回は劇場で見たい。DVD欲しいです。まだ出てないけど。