2012年4月29日日曜日

自分の中に毒を持て/岡本太郎

通学時間で読書をするってのは、やっぱり良い・・・のか?

少なくとも読書時間をほぼ毎日確保出来てるようなものですから、良いもんかもしれません。




岡本太郎さんの本です。

これは誰が勧めてたんだっけなあ・・・
多分雑誌だかなんだかでインタビューされてた人が「これ良かった」みたいな感じであげていたやつの一つだった気がする。

更には学校入って、何かのオリエンテーションで
先生が岡本太郎の別の本を勧められていたこともあって、
ああそういえば岡本太郎読んでみようと思って読んだ事なかったなあと思い、読んでみました。

実際、読んでみて良かったです。

確かにいちいち奇抜というか、異端児らしいようなところもありますけれど、
ただの反抗児?みたいな感じがしないでもないです。
というかなんというんでしょう、何でもかんでも世の中の流れに逆らいたい的な。
(※とはいえ、別にそういうわけじゃないと思う。)


読んでみて、すごく彼に惹かれるようなところはあるものの、100%彼を尊敬する!みたいな事は出来ない。
もっとも、どの人でも「それは違うだろ」ということで、100%私のメンター!んもうこの人そのものになりたい!というのは私はないのだけど・・・
(この人のこことこの人のここと、といろいろつまみ食いしたいのですよ。笑)



例えば彼の恋愛観には賛同出来ない。
結婚というシステムを嫌いのはわかるけど(もともと小さい時からシステムが嫌いだったという)、
それにしてもどうして彼はこういう風に考えるに至ったのか。そしてその出された答えに対して私はなんだかかわいそうだなと思ってしまったんですよ。
・・・というのをEvernoteに読んだ直後に書いていて・・・

その時は何でかな?て思ったんですが、今思うと
その彼の「こうだッッ!!!」て思ったらもうそれ以外はない!みたいな考え方を何故誰も変えられなかったんだろう。
彼が岡本太郎だから? だとしたら有名になんてなりたくないものです。

彼は本当の意味で自由だったか?
何か、自分の考えに固執する事が自由なのか?
(そう、彼の自由は何かに固執している、っつーか頑固!というような。なんかそんな感じがしたのです)


システムを嫌うのは結構。リベラルに生きるも結構。
しかし自由で「ならなければならない」というのはまた自由になる事に縛られている、というなんでしょうねこれは、言葉遊びみたいなもんですけど。
自由という枠にはまっていたのではないですか。ーそんな風に考えます。


とはいえ、彼の言いたい事もわかります。 んが、私は私で彼の考え方にまたタテをつきたいです。
ま。既存のシステムに私自身必ずしも賛成ではないけど、だからといって偉人の言う事にほいほい賛同するっていうのもそれはそれでどうなの?と思う血の気盛んなお年頃なわけです。笑


でもなんかすぐに、のめり込むよーにして読んでました。
なんでしょう、結構反対な意見持ってて、同意しかねるとか言ってるくせに?

恐らく、自分の中にはない考え方を持ってる、ー自分と異質のものに惹かれるんでしょうね。
なんだか盛田さん(SONYの)を思い出したな・・・。



あ、ちなみに学校の図書館で借りました。
皆様もよろしければ、是非。



I wrote book review -the book written by Taro Okamoto.
I don't know it has international version...

It was really great book and interesting, so I could read it in short time.
But sometimes I disagree with his opinion.
However, I feel it was interesting.

Why?

Maybe, he has different opinion and I think difference of opinion(or way of thinking) is very interesting to know others.
I always want to another way of thinking and also find different opinion from mine.
It makes me more wider.  Uh? "wider"?? I don't know how I can describe...


I almost agree with him, but I sometimes disagree even the person is the Steve Jobs.
I don't like to agree if I feel "it's wrong" even the person is really great person or hero.
(Of course I wanna hear different opinion to know each other. but it is different point that I agree or not.)


I found this book in school library.
If you are interested in, please read it :D

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