2014年12月8日月曜日

通訳日記

以前、本の話をしていたときにその話をしてた知り合いの方に

「そういえばKちゃんて長谷部みたいだよねー。真面目なっていうか頑固なとこっていうかetc...」

・・・どうも、女版長谷部のKです。

↑とか書こうと思っていたら、先日ZEROに長谷部選手出てたんですね。ZEROが密着!的な感じで。
見た感想ですか?


MAXおこがましー!
「似てるね」とか言われた時に「え?ああそうかもね」とか言ってた私一体何なんだ!!!!
日本中の、いや、世界中の長谷部ファンの人に申し訳ない。全然こんなチャランポランじゃないっす。


だってその番組中で開口二番ぐらいに「僕も選挙行きます」って


長谷部かッッ!!!! あ、長谷部だた。。


( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン


少し前から、雑誌Numberで連載されていた"通訳日記"に大幅加筆?をし、出版されたモノを読みました。
タイトルはそのまま「通訳日記」。



ザックジャパンの監督・アルベルト・ザッケローニ氏の通訳として日本代表に帯同していた矢野さん。
彼がつけていた日記を大公開、ってな感じの本なのですが、よくこれだけ忙しい中書いたなと・・・笑
すごいですね。(ちなみに今出ているNumberでも、歴代の通訳の人から「これだけ書くなんてすごいねー」と。)
子供がこんなになりました、みたいなそういうところから、サッカーのことはとても具体的に、特に議論が白熱してるんだろうなという状況においてはかなり細かく書かれています。


サッカーの戦術の話とかになるとあんまりわかんないんですが(未だにシステムの話とかわかるようでわからん)、ただしザックさんの言いたかったことや伝えたかったこと、熱意が半端無く、アツい。
いかに選手を気にかけていたのか、一人ひとりを大切にしていたのかっていうのが伝わる。

もっとも、結果がでなければ評価されないのは当たり前。それがプロの世界。
ザックさんとは対照的に、例えば選手をいちいち気にかけたりなんかしねーよ!って監督でも、そういう方針を(意図的に)やって結果が出ればまあいいわけで・・・

といいながらも、やはりザックさん、指導者の鑑やで・・・!

自分がいざ、チーム?とか何かを率いるようになったら、こういう人になりたいなと思うし、彼の持っている言葉がすごいね。
以前Numberで言葉の力、みたいな特集があって(その時表紙はザックさんだった)、その時も「監督ってすごいなあ」とか思っていたけれど、それはあくまで4年間のザックジャパンの一瞬を切り取ったに過ぎず。

この本には4年分。
文化が違い、言葉だって違う中、日本人の事を理解しようと努めた監督の姿に胸打たれます。

そうそう、それこそ、その文化の違いを理解しようとする中で、「こういうところが違う」みたいなのがパラパラと 書いてあったのも面白かったです。
矢野さんも、日本人ですが結構若くしてイタリアに渡ったので、「こういうところが日本人とイタリア人と違う」っていうのを冷静に書かれていたりして。

比較文化論ていうんですか? そういう観点からもなかなか面白かったりする。
そしてどれほどザックさんが日本を愛してくれたのかも伝わります・・・!


報道ではわからない、チームの内部はこの時こうなっていたのだ、とか、しきりにいろんな選手が言っていた「自分たちのサッカー」ほにゃらら、についても、ああなるほどね、だから言ってたのか。なんてことがちょっとわかったりします。
それでも先日ラジオで「(今年の流行語について)"オレたちのサッカーが"、って勝負なんだからそんな出来る事の方が少ないじゃん!」てツッコまれてて笑ってしまいましたが・・・w

なんだろうね、俺達の流儀的なそういうニュアンスだったて言えばいいのかなあ・・・



(言ってしまえば)内輪の事をこうして「バラすこと」に対し、いろいろと意見はあるのかもしれない。
お涙チョーダイみたいな、こういう形に落としこむことで、ある意味「消費」しやすくしているわけだし。何かをひとつ言えばまたそれは違う方向に捉えられかねない。

でも、私はこんなに濃かった、濃密な時間をこうして出版という形で共有してもらえて、とても嬉しい、というか。
とても興味深く、拝読しました。出会えて良かったな。



やや〜、しかし、プロとはいえ。
ザックさんの選手たちへの気のかけ方もそうだけど、矢野さんの献身っぷりが半端ない。
日本代表チームは、才能あふれる選手たちと、素晴らしいスタッフに恵まれたのですね。
それだけに、やっぱり結果が出ないのは悔やまれますね〜(って半年前の話をまだ言う。)

最後に、私が選ぶ「ザック、男前!」な部分をどうぞ。


勝っている時、結果が出てる時はその喜びに浸るべきだ。でも勝っている時に調子に乗っても、しゃべりすぎてもいけない。
逆に負けている時、結果がついてこない時は、勝っている時と同じくしゃべりすぎてはいけない。
でも自信は持ち続ける。
大事なのは、結果を出すために自分が最善を尽くしているかということ。全力で仕事に向かえているなら、慌てなくていいし、後ろめたさも感じなくていい。全力でやってるなら、大丈夫。


ザックさん、ありがとう。