2015年3月2日月曜日

ほんのすこしだけ

3月になりました。

皆様御機嫌如何ですか。・・・漢字が並びまくってますね。
「佳」は広東語か北京語で「ガイ」という発音らしいです。どうも、GuyではなくガールなKです。

が、・・・る?汗



ちょっとだけ本の話。
(ほんの、とかそういうことじゃなくてさあw)

学歴社会?


先日、父から「読んだ?」と聞かれて、興味あるけどまだ買ってないと言ったら珍しく買ってくれた本。ズバリ「『音大卒』は武器になる」。




この著者の方は武蔵野音大の職員の方で、元々は銀行マンだったそう。ーという、いわば音楽とは無縁?のところの人だからこそ、「こういうところが素晴らしいじゃないか!」と。

ちょっとそれは誇張し過ぎじゃない?美化し過ぎでは?と思う点もあったのだけど、しかし今の音大生は自分がやってることはこういうふうにも取れるわけだし、このぐらい「どや!」といかないと、恐らく就活では「嬢ちゃん坊っちゃんの冷やかしに付き合ってらんねーんだよ」という扱いをされるかもしれないんじゃないかと思ってます。(別に経験したわけじゃないけど、多分音大生=嬢ちゃん坊っちゃんのお稽古事の延長、っていう見方は多分いまもなお残ってるんだろうな、と)
それに多分、音大生の先生(上司)に対する忠誠心みたいなのは、多分そんじょそこらの大学生に引けを取らないと思うので、もしこれを見てる人事の方がいたら是非、音大生を積極的に採用して頂きたい。w

内容もそんなに難しくないしすぐに読めるので、音大生で就活をする人、そうじゃない人も一読してみると良いかも。
まあでもプレーヤーになりたいなら、これよりは「Beyond Talent」をおすすめしますけど。


ちなみに音大生が普通の社会人になった例として、SONYの故大賀氏の名前が出て来ますが、彼はある意味成り行きで?会社員になったというか・・・
まあそのへんの経緯は彼の「私の履歴書」をおすすめします。これ、面白かったです。



ただしこの本、絶版?なのが悔やまれます。
うちの大学の図書館にはありませんが、横浜市の図書館にはあります。何せ私が借りましたww 興味ある方、是非。





オオキさん、「はじめに」から差別化図ってます。

デザイナーとして世界中を飛び回り、差別化をするにはといつも考えているらしい(ほんとか?w)、佐藤オオキさん。
「週刊ダイヤモンド」の連載を書籍化したのが、この「問題解決ラボ」。



この方の本は「ネンドノカンド」から読んでるんですけど(エッセイにしては高めwですが、面白い。損なし。)、本当にこの人インテル入ってる。
頭のなかどうなってるんだろう?と思っていたら、最近テレビで取り上げられたりとかして。プロフェッショナルは見ました〜。(ミーハーか!)
今だいぶキテる!なデザイナーさんです。


まず書くのがお上手。
すごい面白いww で、凄いことやってますっていうのをさらーって書いてるから、さり気なさすぎる。笑
更に、ちょっとした自虐っぽさで落とすので、「自分のマイナスポイントをもきちんと伝えること」でコミュニケーションを図っている・・・!?
うーん、恐ろしい子・・・!(月影先生ちゃう)

そしてその上手な文章力を駆使して伝えたいことっていうのも、実に着眼点が面白い。
でも、切り口が新しいだけで、結局は至極当たり前な(しかし見失いがちな)事を言ってたりする。

たとえば、本の中で

「ありそうでなかったもの」をひらめくことが目的ではなく、それはあくまで手段であり、本来の目的は「隠れたニーズを引き出す」こと。

というような話をしていて、でも最近どこか奇抜で、あるいは奇をてらったようなことをすることに走ってないか?とか思うことがしばしば。


この方のインテル入ってるの秘密は(インテルちゃうって)、多分「フィルター」なんでしょう。
よく、「アンテナを張る」ことでいろんなものをキャッチ!とか言うけれど、この方の場合はむしろ日々同じようなサイクルで同じようにストレスなく過ごしているからこそ、小さな引っ掛かりに気がついて「おや?」ってなるんだとかそうじゃないとか。

まあアンテナにせよフィルターにせよ、やはり何かをキャッチするという点では変わりがないので、どの方法がいいかはあなた次第・・・。


この本、2015年のヒット2発目です。(1発めは朝井リョウさんのエッセイ。)
頭がきもーち柔らかい人におすすめです。

・・・でも物腰やわらかくて、空気の含有量多めな柔らかヴォイスをしてるからって読んだら、実は結構アツい人なのでは?と思うところもチラチラと。
うっかりやけどしないように注意です。(なんか古いよ)


以上、実は「はじめに」が実は一番クリーンヒットだったKでした。
とりあえずはじめに、読んでみてください。こんな書き出しのビジネス本、見たことないってばよ・・・

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