2014年10月5日日曜日

おせーよニューヨーク

毎週日曜日の楽しみはなんですか。

ズバリちびまる子ちゃんでしょう!

いいえ、私は新聞の読書欄です。

Kです。可愛げ? そんなもなぁサザエさんを毎週リアルタイムで見ていた平和な時期においてきました。・・・それはいつだ。



最近読んだ本。






この2冊とも、それこそその日曜の楽しみだと言っていた読書欄でおすすめされていたもの。
ちなみにコレもおすすめされてましたが、こっちは未読なもので。


一冊目の「ヒップな生活革命」は、興味があれば勿論読んでいただきたいんですけど
要は
資本主義!! 大量消費社会万歳!!という米国に、今「本当にそれでいいのか?」と問う人々ありけり
 ↓
今こそ生活を見直し、身の丈にあった/(少しぐらい)お金が張ってもきちんと自分で選んだものと付き合う/体に・環境にやさしいモノを選ぶ ーというようなスタンスをとる人たちが増えている

とまあ、相当ざっくりいうとそんなところで。
それこそ、体に優しいもの〜とかだと、かつては一部の超神経質な人やコダワリやさんにしか見向きもされなかったオーガニック食材が、ニューヨーカーをはじめとするアメリカ人に浸透してきている、というような話であったり、
食の話の続きでいくと地産地消を心がけ、(配送という)コストを減らすことで環境にも配慮したモノ選びをしていく、地元の旬の食材を食べる・地元のお店で買うことでその地域の活性化を図る、・・・etc


地産地消。
無農薬野菜。
(まあ全く農薬を使わないのはとても難しいのですが、それでもやはりそういったものを極力選ぶようにしましょう。って話)

小学校とかで習ってません?コレ。


そして旬のモノをいただく、というのは、"日本人"の先輩たちがそれはもう心がけてきたもののはず。知恵ね。知恵。


でも恐らく、「今ニューヨーク(※)ではこのライフスタイルがイケてる☆」とかいうイケすかない見出しがもし雑誌とかで取り沙汰されて気になるというのなら・・・


日本人に言いたい。


おせーよ、ニューヨーク。



私達の先輩たちの方がよっぽどヒップやで。


実際この本で紹介されているライフスタイルの変化なんかは歓迎すべきことだと思いますし、ブラックフライデーに代表されるような消費者を極端に煽るような風潮は私もどうなのかなあと思うところがあります。

しかし、この考え方がいわゆる「ファッション」というか、「今年はこれが流行色だからこれでどう?」「いいね!」とかいって1年単位でコロコロ変わるような、そういうもののように扱われると、いいのかそれでと言いたくはなります。
勿論、これも考え方によっては、「いろんな考え方を吸収しつつ潔く捨てられる」と捉えることも出来るかもしれませんが、果たして。

(※ニューヨーク=マンハッタンというイメージがあるかもしれませんが、この本で主に語られるのはブルックリンとかそっちみたいですね。)

まあ、この考え方が注目されること自体は悪いことじゃないですし、・・・やっぱりプロモーションの仕方が上手いんだろうなあ〜。と、旬な栗を食べながら思うのであった・・・


で、もう一つの方。「よわいつながり」。


これも賛否両論あると思いますけど、興味深い。

強いて言うなら、この本には旅行に行くときも携帯電話はフル稼働!(ただしSNSはサヨウナラ!)と書いてあって。
これ場所によっては多分ソッコー電話スられます。なので、携帯見る前に周りを見たまへと思います。

でもこれも、当然行ってみたからこそわかることであって。
「海外?俺は週末Googleストリートビューで海外いけるから☆」ってそれで行った気になるなよというのは私も少なからず思います。


行かないと、何がわからないかわからない。
いざ何かを投げられないと、そもそも自分が何を知らないのか、あるいはどういう自分がいるのか、なんてこともわからない。



実際この著者がアウシュヴィッツを訪れた時の話で、収容所の話とか全然知らなかったけれど、さすがに現地に行ったらいろいろ思うところもあったし、行ったからこそ知ろうと思った、等など・・・。
別に深く知っている「必要性」はなくて、観光者というある意味無責任な感じでいい。知らなくてもいい。が、とにかく足を踏み入れていくこと ーというようなことをまずは大事にしてみてはというメッセージではないですかね。


関係性についても、観光者のような一種の「無責任」スタンスの良さを説いてます。
「よわいつながり」と言う、自分の事を大して知ってるわけじゃない人とのつながり。
これが、新しい(思わぬ)自分を発見するのに大いに役立つ、という。

例えば、今転職をしようかなと思っていたとして。
自分をよく知ってる人なら、勿論深く考えて返答してくれると思いますが、それはあくまでその相手が今までの自分からいろいろ推測・考察をした上での答えになるので、結局ある程度予測の範囲内になる。
一方、ついこの間知り合いました〜ぐらいの人だと、「こんなこと出来るんじゃない?」って、えーナニソレそんな選択肢しらないよ、ってのをわりと平気で投げてくれる。
それが、自分の可能性を拡げるのでは、という。

すごーくわかる。


先に紹介した携帯フル稼働!の話は、その知らない土地に飛び込んだ時に自分がキャッチしたワードをググって自分の知識(リアル)を増やそう、みたいな話。
ちょっとわかる。
でもちょっと待て。です、私はね。

本当に度肝を抜かれるようなワードは、後で調べてもジワジワきますよ。
だから、その時は目の前の風景や状況に飛び込んだほうが?て思う派です。

ま、実際著者の方も、本でこそこう書いてますけど実際のところは後で調べてるかもしれませんから。なんとも言えない。笑
ていうか人それぞれだし。


他にもちょっと思うところがあって、この本は非常に面白かったです。

別に100%賛成するのがいいわけじゃなくて、むしろこのぐらいの方が対話のしがいがありますから、面白い。


以上、やっぱりKindleって何やかんやで便利だなあ。と実感するKでした。
ちなみに「弱いつながり」の方はKindle版あります。興味ありましたら是非。

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